【英語リーディング完全ガイド】1日10分でできる勉強法や長文読解のコツをプロが解説!

英語リーディング勉強法
  • 英語リーディング力を鍛えるメリットは?
  • 英語リーディングのおすすめ勉強法を知りたい!
  • 長文読解の苦手意識を解消したい・・・

英語リーディング力を高めたいものの「長文を読むのが苦痛・・・」「読むスピードが上がらない」と悩んでいませんか?

特に長文読解では、語彙力&文法力の強化と毎日少しずつでも英文を読む習慣が必要です。

ちび

ニュース記事とかTOEICのリーディング問題とか
英文が長すぎて読みきれないんだよね・・・

ぺんさん

「精読」や「速読」を練習すると
英文を読みながら内容を理解できるようになりますよ

ちび

ぺんさんはどんな教材でトレーニングしてるの?

ぺんさん

リーディングアプリで毎日15分多読しています!

この記事を読むとわかること
  • 英語の文構造を理解すればリーディング問題やニュース記事をスラスラ読める!
  • 英語リーディング力の強化には精読・速読・スラッシュリーディングがおすすめ
  • 語彙力&文法力を高めて1日10分の多読習慣を身に付けると効果的

リーディングアプリや英字新聞、資格試験の問題など、リーディングに使用する教材は何でもOK!

読みやすいと感じる英文を選んで、毎日10分以上のリーディングを継続することが重要です。

この記事では、英日翻訳者の私が「英語リーディング力を鍛えるメリットとおすすめの勉強法」「長文読解の苦手意識を解消するコツ」を解説します。

産業翻訳者です
ぺんさんの実績
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英語リーディング力を鍛えるメリット

英語リーディング力を鍛えるには、自分のレベルに合った英文を大量に読む「多読」がおすすめ

多読によって英語リーディング力が上がると、以下の効果を実感できます。

  • リーディングスピードや読解力が上がる
  • 英語特有の文構造を把握できる
  • 英語を英語のまま理解できるようになる

リーディングスピードや読解力が上がる

英語リーディング力を鍛える方法には、多読・精読・スラッシュリーディングなどがあります。

多読では「読みやすい」と感じる英文を大量に読み込むため、長文を読むストレスや苦手意識を解消できます。

毎日英文を読むうちにリーディングスピードが上がり、長文を読みやすく感じるはずです。

ぺんさん

リーディングを習慣化するだけで
自然に読解力が身に付きます

単語や文法を理解しながら内容を把握する「精読」は、TOEICや英検®などの正答率アップに効果的!

多読・精読・スラッシュリーディングのいずれの場合でも、リーディングスピードや読解力の向上を期待できます。

英語特有の文構造を把握できる

文構造を理解する

英語の文構造では、文の前半に重要な情報が詰まっています。

英語と日本語の文構造の違い
  • 英語
    S (I:私は) + V (decided:決めた) + O (to study English:英語を勉強することを) + M (every morning:毎朝) + M (to improve my career prospects:キャリアの可能性を高めるために)
  • 日本語
    S (私は) + M (キャリアの可能性を高めるために) + M (毎朝) + O (英語を勉強することを) + V (決めた)

英文を大量に読むうちに「メイントピックに情報を足す」という文構造に慣れてくるので、読み返す手間も減るはずです。

英語特有の文構造を把握できればライティング力もアップします!

英語を英語のまま理解できるようになる

最初のうちは「英語を日本語に翻訳する→内容を理解する」というリーディング方法でOKです。

単語の意味や文法、文構造を理解したうえでリーディングできるようになれば「英語を英語のまま理解できるようになった」と感じるはず。

英語を英語のまま理解できる「英語脳」を強化すると、リスニング力も身に付きます。

英語リーディングの基本的なテクニック

リーディングの基本テクニック

英語リーディングの主なテクニックは、精読・速読・スラッシュリーディングの3つです。

多読は精読や速読と混同されがちですが、性質が少し異なります。

精読・速読・スラッシュリーディングが「読み方のテクニック」であるのに対し、多読は「テクニックを使用して英語力を高める勉強法」です。

精読:英語の一語一句を正確に理解する

精読とは、単語の用法・文法・構文を一文一文読み解き、内容の理解度を深めるリーディングテクニックです。

英文を読み飛ばさずに、わからない単語や文法があれば丁寧に調べます。

精読が効果的なシーンは以下のとおりです。

  • TOEICや英検®などの資格試験に向けた問題演習
  • 洋書やニュース記事での具体的な内容の把握
  • 翻訳などの正確性が求められる業務

精読では特に文法知識が重要なので、関係詞や現在分詞・過去分詞などを含む文を読み解く力を身に付けましょう。

速読:英文をすばやく読んでおおまかな内容を把握する

速読とは、単語の意味や文法にとらわれずにスピード重視で英文を読むテクニックです。

わからない単語があっても読み飛ばし、文全体の主旨や重要な情報をもとに内容を理解します。

速読は以下のシーンで効果的です。

  • 素早い解答が求められる資格試験の本番
  • 時間勝負のビジネスメールやレポートの読解
  • 即時性が求められる英字新聞やニュース記事などの理解

わからない単語が多すぎると速読しにくいため、簡単だと感じるレベルの英文で練習してください。

スラッシュリーディング:意味のかたまりで英文を理解する

スラッシュリーディング*¹ とは、チャンク(意味のかたまり)で区切って効率良く英文を読むテクニックです。

基礎からリーディング力を高めたい人や長文読解が苦手な方にはスラッシュリーディングがおすすめ!

以下の手順に従ってスラッシュリーディングを行うと、英文の意味を理解しやすくなります。

STEP
文をチャンクごとに区切る

文を「主語+動詞」「前置詞句」「接続詞句」などの意味のかたまりごとに区切り、スラッシュを入れます。

how-to-divide-chunks
STEP
スラッシュで区切ったチャンクのイメージを捉える

チャンクごとに内容を把握します。

STEP
文の冒頭から順番に読み進めて文全体の意味を把握する

文の冒頭からチャンクの意味を繋げて、文章全体の内容を理解します。

文を短く区切って読み進められるので、スラッシュリーディングは長文読解が苦手な方や英語初心者に最適です。

*¹ チャンクごとに区切って読むことから「チャンクリーディング」とも呼ばれています。

【英語レベル別】リーディング力が上達する勉強法

リーディング勉強法

精読・速読・スラッシュリーディングをすべて行う必要はありません。

英語レベルに合わせたリーディングテクニックを活用し、段階的なレベルアップを目指しましょう。

ここでは、英語レベル別にリーディング勉強法を紹介します。

英語初心者向けのリーディング勉強法

初心者向け

英語初心者は、意味をかたまりでとらえるスラッシュリーディング(=チャンクリーディング)から始めると効果的です。

長い英文を理解しにくい場合でも、文を短く区切ると意味を理解しやすくなります。

スラッシュリーディングのやり方については、TOEIC満点講師のAyako先生のYouTube動画を参考にしてください。

英語4技能を強化できる勉強法とおすすめ本を紹介!

英語中級者向けのリーディング勉強法

中級者向け

英語中級者はある程度長い英文でもストレスなく読めるので、精読で読解力を強化しましょう。

精読のポイントは、ただ英文を読むだけでなく意味や文法を確認することです。

文法書や英英辞書を活用すると、複雑な文構造を把握しやすくなります。

精読に便利な学習リソース
  • 中級者向けの文法書:「表現のための実践ロイヤル英文法」
  • 英英辞書:Cambridge Dictionary

TOEICや英検®を受験する予定がある方は、試験に特化した問題集を使用してもOKです。

ぺんさん

問題集の解説を参照すると精読がスムーズになります

英語レベル別のおすすめ文法書

英語上級者向けのリーディング勉強法

上級者向け

語彙力や文法力の高い英語上級者は、速読でリーディングスピードを上げましょう

速読では、英文を読み返さずに内容を理解することが重要です!

速読を繰り返してリーディングスピードを上げると、TOEICや英検®のリーディング問題をすばやく解けるようになります。

速読に便利な学習リソース

無料で利用できる学習サイト「メジャーさん」では、レベルに合った英文を速読→問題演習を行うとリーディングスピードと読解力を測定できます

「メジャーさん」では自分のWPM*² を把握できるので、速読の上達を実感しやすい点がメリットです。

メジャーさん1
クリックすると拡大します
メジャーさん2
クリックすると拡大します
メジャーさん3
クリックすると拡大します

*² WPM: “Words Per Minute” の略。1分間に読める/発話できる単語数のことです。

リーディングの上達に効果的な学習リソース:おすすめアプリ

おすすめリーディングアプリ

アプリで毎日リーディング学習を続けるとモチベーションを保ちやすくなります。

私が実際に活用している英語学習アプリを2つ紹介します。

①英語リーディングアプリ「gymglish」

ジムグリッシュ

gymglishは英語多読を重視したAI搭載のリーディングアプリです。

ユーモア溢れるストーリーが魅力で、リーディング→読解力テストで習得度をチェックできます。

gymglishでは解説もすべて英語なので、英語中級者以上におすすめのアプリです。

gymglishがおすすめな人

  • 洋書やストーリー仕立ての英文が好き
  • 多聴多読を重視している
  • インプット&アウトプットを同時に行いたい
  • AI機能に興味がある

gymglishの料金

スクロールできます
継続期間BasicコースPremiumコースGoldコース
1か月4,836円8,556円
6か月2,976円6,076円9,796円
12か月2,356円4,836円7,316円
24か月1,736円4,216円6,076円
36か月1,488円3,596円4,836円
※対応範囲レッスン週3回

レッスン週5回
AIとの会話練習
レッスン週7回
AIとの会話練習
語学教員への質問可
すべて税込価格

使用月数に応じて割引になるのではなく、登録時に継続期間を選べます
例) Basicコースの場合、登録時に【24か月】を選択すれば最初から1,736円/月になります!

無料トライアル期間中にCEFRレベルも判定!

トライアル期間中ならいつでもキャンセル可能

②統合型英語学習アプリ「レシピー」

レシピー

レシピーは英語4技能&単語&文法を網羅的に学べる統合型アプリです。

レシピーでリーディング学習を行うメリットは「ペースメーカー」機能でリーディングスピードを強化できること。

人気の洋書「ラダーシリーズ」にも対応しており、レベルに合わせてリーディング教材を選べます。

レシピーがおすすめな人

  • 速読力を強化したい
  • 辞書機能を活用したい
  • ニュース記事や物語を幅広く楽しみたい
  • カリキュラムに沿って毎日コツコツ学習したい

レシピーの料金

スクロールできます
料金プラン継続期間料金使えるリーディング機能
Free制限なし0円ペースメーカー
スラッシュリーディング
ワンタップ辞書
日本語訳のある記事(制限あり)
リスニングができる記事(制限あり)
理解度テストのある記事(制限あり)
WebReader
Basic3か月~2,427円ペースメーカー
スラッシュリーディング
ワンタップ辞書
日本語訳のある記事
リスニングができる記事
理解度テストのある記事
WebReader
Standard3か月~3,600円ペースメーカー
スラッシュリーディング
ワンタップ辞書
日本語訳のある記事
リスニングができる記事
理解度テストのある記事
WebReader
Advanced3か月~6,000円ペースメーカー
スラッシュリーディング
ワンタップ辞書
日本語訳のある記事
リスニングができる記事
理解度テストのある記事
WebReader
すべて税込価格

「Basic」コース以上のプランであれば、基本的なリーディング機能をすべて使えます
試験対策や動画コンテンツの利用予定がなければ「Basic」コースでも十分です!

\ 文法&単語を含む英語6技能をアプリ1つで学べる /

無料プランでも一部の機能を利用可能

翻訳者が厳選!英語リーディングアプリのおすすめ7選

英語リーディングの苦手意識を克服するコツ

苦手意識を克服

長文読解は英語学習の中でも難易度が高く、苦手意識を持っている方も少なくありません。

ストレスなく英語の長文を読むために、以下の2つのポイントを意識してみてください。

  • わからない単語をリスト化してインプットする
  • 毎日英文を読む習慣を身に付ける

わからない単語をリスト化してインプットする

英語の長文を読むなかで、わからない単語が出てくるとモチベーションが下がってしまいます。

長文を読むこと自体にストレスを感じる場合は、高校レベルの英単語をインプットすると効果的!

英字新聞やニュース記事では難易度の高い単語が出てきますが、通常の英文であれば高校レベルの英単語だけでカバーできます。

私のおすすめは「自分で作る単語帳 WordHolic!」です。

自分で作る単語帳 WordHolic!

自分で作る単語帳 WordHolic!

Langholic Ltd.無料posted withアプリーチ

WordHolic!では、スマホやタブレットで以下の機能を活用できます。

WordHolicの主な機能
  • 音声チェック機能: 音声で単語の発音をチェックできる
  • フォルダ分け機能: 用途に合わせて単語帳を整理できる
  • ブックマーク機能: 覚えにくい単語を後から復習できる
  • セルフレビュー機能: テスト形式で理解度を確認できる
ぺんさん

以下の動画ではWordHolic!の使い方が詳しく解説されています

毎日英文を読む習慣を身に付ける

英語の長文読解を極めるには、1日10分以上のリーディング習慣を身に付けることが重要です。

「gymglish」や「レシピー」などのアプリを活用すると学習計画を立てやすくなり、毎日コツコツと多読できます。

ただ英文を読むだけだと達成感を得にくいため、アプリの学習メニューに従って細切れ学習を継続すると良いでしょう。

英語リーディングを毎日続けるコツ
  • アプリの推奨学習時間を守る
  • 1日に読む記事数を決めておく(例: ニュース記事1記事&エンタメ記事1記事)
  • リマインダーを設定して1日1回アプリを開く

英語リーディングの勉強法に関するよくある質問

よくある質問

「英語リーディングの勉強法や効果に関するよくある質問」をまとめました。

  • 多読の効果はいつごろ実感できる?
  • 英語リーディングに音読は必要ないの?
  • 英語リーディング力が伸びると資格取得に有利?

多読の効果はいつごろ実感できる?

多読を1日10分以上毎日続けると、1か月ほどで「英語の長文が読みやすい」と感じるはずです。

現在の英語レベルにもよりますが、私は以下のペースで効果を実感しました。

3か月リーディングを続けた効果
1か月目
わからない単語がなくなる→英文を読むストレスが軽減

単語のインプットと文法の復習(半月程度)→レシピーで1日1コンテンツをリーディング

2か月目
読み返すことなく英文を理解できるようになったと実感

レシピーで1日1コンテンツ、gymglishで1日1レッスン

3か月目
リーディングスピードが150WPMまで向上

レシピーとgymglishで毎日リーディング→定期的にWPMを測定

英語リーディングに音読は必要ないの?

英語リーディング力を伸ばしたい場合、音読などのリスニング練習は必須ではありません。

ただし、ネイティブの会話スピードに合わせて音読やシャドーイングを行うと、英語を英語で理解しやすくなります

まずは英文を読むことに集中し、慣れてきたら音読やシャドーイングを組み込むと効果的です。

英語リーディング力が伸びると資格取得に有利?

TOEIC® L&R Testのリーディングパートでは、限られた時間内に長文問題を解かなくてはなりません。

英検®でもさまざまなジャンルの長文問題が出題されるため、速読力と精読力の両方が必要です。

TOEICや英検®の練習問題やニュース記事などで多読する習慣を身に付けると、自然に読むスピードが上がります。

すばやく長文を読んで内容を理解できれば、TOEICのスコアアップや英検®の合格に有利です。

TOEICリーディングスコアが伸びないときの対処法

英語リーディングを勉強すれば語彙力や理解力が上がる!

英語の理解力を高めよう

今回は、英日翻訳者の私が「英語リーディング力を鍛えるメリットとおすすめの勉強法」「長文読解の苦手意識を解消するコツ」を解説しました。

この記事のポイントをまとめると・・・

  • 英語の文構造を理解すればリーディング問題やニュース記事をスラスラ読める!
  • 英語リーディング力の強化には精読・速読・スラッシュリーディングがおすすめ
  • 語彙力&文法力を高めて1日10分の多読習慣を身に付けると効果的

私自身もアプリでリーディング学習を続けていますが、毎日強制的にアプリを開くことで習慣化できています。

TOEICや英検®などの資格試験、英字新聞、ニュース記事などをスムーズに読めるように、毎日英文に触れることから始めてみましょう。

英語リーディング勉強法

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